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【最新比較】おすすめの音楽配信サービス14選|選び方やメリット・デメリットも詳しく解説

2025.12.11
2025.12.11
目次

音楽配信サービスを選ぶうえで、「おすすめのサービスは?」「どのようなポイントで選べば良い?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。一口に音楽配信サービスといっても、楽曲数や料金、音質などに違いがあります。

音楽好きなリスナーの方はもちろん、アーティストやレコード会社の担当者など、配信する側の方も、音楽配信サービスについて把握することが大切です。

この記事では、音楽配信サービスの概要や選び方のポイント、おすすめのサービス14選を紹介します。さらに、音楽配信サービスを利用するメリット・デメリットについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

そもそも音楽配信サービスとは?

音楽配信サービスへの理解を深めるためにも、まずは仕組みや近年の動向について紹介します。

音楽配信サービスの仕組み

音楽配信サービスとは、アーティストが生み出した楽曲を、インターネットを通じて聴けるサービスのことです。スマートフォンやタブレット端末などがあれば、いつでも気軽に音楽を楽しむことができます。

具体的には、月額・年額の定額料金で楽曲が聴き放題になる「サブスク(サブスクリプション)」のサービスや、個別に楽曲を買うダウンロードサービスがあります。

例えば、「Spotify」などのサブスクは、定額料金を支払っている契約期間中は楽曲を聴けますが、解約すると聴く権利を失うことが特徴です。

一方、「レコチョク」などの買い切りのダウンロードサービスは、一度曲を購入すれば期間の制限なく聴けます。

ストリーミングとダウンロードの違い

「ストリーミング」と「ダウンロード」は、配信された音楽をどのように聴くかという点で異なります。

ストリーミングでは、ファイルデータが小分けに(パケット化)されており、Web上の音楽データを受信しつつ随時再生しています。一方、ダウンロードは、自分の端末に音楽データをすべて保存したうえで再生する仕組みです。

サブスク音楽配信サービスでは、基本的にストリーミングを採用しており、データをすべてダウンロードすることなく、リアルタイムでの再生が可能です。

音楽配信の仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
音楽配信の仕組みとは?リリース方法や配信方式をわかりやすく解説

音楽配信サービスが今や主流に

音楽コンテンツ市場では、今や音楽配信サービスが主流になりつつあります。

一般社団法人日本レコード協会が公開している統計レポートによると、音楽配信の売上は2013年の417億円から11年連続で増加しており、2024年は1,233億円と過去最高額を更新しています。一方、カセットやCDなどの音楽ソフトの生産は1998年にピークを迎えており、近年は減少傾向です。

このような変化から、一般消費者における音楽コンテンツの楽しみ方が変化していることがうかがえます。

出典:一般社団法人日本レコード協会「日本のレコード産業2025年版」(PDF)

聴かれるほどアーティストの収益に反映される

音楽配信サービスでは、楽曲の再生回数やダウンロード回数のほかに、利用料や利用者数などのさまざまな要因を踏まえたうえで、アーティスト側に収益が分配されます。

収益還元率は配信プラットフォームによって異なるため、アーティストやレコード会社は活動方針などを踏まえつつ、配信プラットフォームを選定しています。とはいえ、楽曲をリスナーに再生・ダウンロードしてもらえるほど、アーティスト側にお金が入るという仕組みは基本的に共通です。

音楽配信の収益について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
音楽配信で収益を得る方法と収益最大化のポイント|おすすめの配信支援ソリューションも紹介

音楽配信サービスはどう選べば良い?選び方のポイント8つ

次に、音楽配信サービスを選ぶときのポイントを8つ紹介します。よりニーズに適したサービスを選定するためにも、ぜひ参考にしてください。

1.料金プランが自分に合っているか

多くの音楽配信サービスは、月額利用料が1,000円前後に設定されています。自分が利用する条件などを考慮したうえで、お得なプランを選ぶことが大切です。

例えば、リーズナブルな価格のサービスを利用したいなら、月額539円(税込)から利用できる「SMART USEN」がおすすめです。

そのほか、学生が利用する際に料金が割り引かれる学割プランや、家族間でアカウントを共有できるファミリープランを用意しているプラットフォームもあります。音楽配信サービスによっては無料トライアルが可能なので、一定期間試すのも手です。

2.好きな曲を聴けるか

1億曲以上の楽曲を配信している音楽配信サービスも多く見られます。ただし、サービスごとに配信対象のアーティストや楽曲、ジャンルなどに違いがあります。

例えば、アーティストによっては、一部の楽曲は聴けるものの、基本的にはサブスク配信されていないというケースも少なくありません。そのため、好きな曲が配信対象であるかを確認することが重要です。

なお、「YouTube Music」の場合、アーティストの公式チャンネルがYouTube上に公開しているMVやライブ映像などを、音楽のプレイリストとして追加することも可能です。

3.求める音質で配信されているか

音楽配信ではデータ圧縮が不可欠ですが、圧縮方式によって音質が左右されることに留意が必要です。圧縮方式は、以下の2つに分けられます。

圧縮方式概要
ロッシー圧縮・圧縮した音声データを解凍して音にする際、一部のデータが戻らない方式で、多くの音楽配信サービスが採用している
・「非可逆圧縮」とも呼ばれ、「MP3」「AAC」などのフォーマットが代表的
・音質は、1秒あたりのデータ転送量で表され、24kbps~320kbps程度の音質で配信されている
ロスレス圧縮・音声データを解凍した際、元の音質と同じ状態まで復元できる方式
・「可逆圧縮」とも呼ばれ、「FLAC」「ALAC」などのフォーマットが代表的
・CD音源(16bit/44.1kHz)と同等の音源データとして再現可能

なお、CDよりも音質が良い音声データは「ハイレゾ」と呼ばれ、基本的にはロスレス圧縮を採用しています。「24bit/96kHz」「24bit/192kHz」などの音質が当てはまります。

4.レコメンド力が高いか

音楽配信サービスによっては、ユーザーの音楽の再生履歴に応じ、おすすめの音楽を紹介するレコメンド機能が搭載されています。

具体例を挙げると、「Spotify」ではユーザーが作成したプレイリストの雰囲気に合わせて、AIが楽曲をランダムに取り入れて再生する「スマートシャッフル」などの機能があります。

レコメンド力が高いサービスは、ユーザー側が新しい音楽を発見できるだけでなく、配信する側にとっても、より幅広いユーザーへ音楽を届けられる点がメリットです。

5.検索機能の使い勝手が良いか

気になった楽曲をスムーズに聴くために、検索機能の使い勝手をチェックしておきたいところです。音楽配信サービスによっては、アーティスト名や曲名以外でも検索できます。

例えば、「dヒッツ」の場合、「おすすめアーティスト」「ニューリリース」「年代別」など、さまざまなカテゴリから音楽プレイリストを検索可能です。

また、「Apple Music」や「YouTube Music」の場合、一部だけ覚えている歌詞での検索や、タイアップされている作品名などで検索できるケースがあります。

このように検索機能が充実しているサービスを選べば、ユーザーが楽曲に触れるチャンスを増やすことにもつながります。

6.SNS投稿で共有できるか

「Spotify」や「Apple Music」といった音楽配信サービスでは、SNS投稿に対応した機能が搭載されています。ユーザーが気に入った曲やアルバム、プレイリストなどのリンクをSNS上で共有すれば、同じ音楽配信サービスを利用している別のユーザーも楽しめることが特徴です。

なお、アーティスト側にとっては、楽曲の再生数が伸びるだけでなく、認知の拡大や新たなファンの獲得といったメリットも見込めるでしょう。

7.オフライン再生が可能か

オフライン再生とは、スマートフォンなどに事前にサブスクの楽曲をダウンロードしておき、データ通信なしで音楽を再生することを指します。

例えば、自宅のWi-Fi環境下でダウンロードしておけば、通勤や通学の最中でも、スマートフォンのデータ通信量を気にせず音楽が聴けます。

また、オフライン再生を利用すれば、飛行機内などモバイルデータ通信が利用できないシーンでも、デバイスに保存した音楽を聴くことが可能です。

8.Podcast(ポッドキャスト)番組が充実しているか

音声コンテンツ「Podcast(ポッドキャスト)」の番組が充実しているかという点も、確認しておきたいポイントです。Podcastには、音楽はもちろん、コメディ、ビジネス、教育などさまざまなカテゴリの番組があります。

なお、Podcastは仕事や家事の空き時間、通勤・通学といったシーンで楽しめます。音楽配信サービスによっては、オリジナルのPodcast番組を提供しているので、選ぶ際の参考にしてもよいでしょう。

【比較】おすすめの音楽配信サービス14選

ここからは、おすすめの音楽配信サービスについて詳しく紹介します。音楽配信サービスによって機能などに違いがあるため、音楽配信を検討している方もぜひ参考にしてください。

【主要な音楽配信サービスの比較表】

サービス名楽曲数月額利用料
(税込)
配信形態
(サブスクorダウンロード)
最高音質SNS投稿Podcast無料トライアル
Spotify1億曲以上Standard:1,080円
Student:580円
Duo:1,480円
Family:1,880円
サブスクロスレス:
最大24bit/44.1kHz
FLAC相当
Apple Music1億曲以上個人:1,080円
学生:580円
ファミリー:1,680円
サブスクハイレゾロスレス:
24bit/192kHz
※Apple Podcast
の利用が必要
Amazon Music Unlimited1億曲以上個人プラン:1,080円
ファミリープラン:1,680円
ワンデバイスプラン:580円
学生プラン:580円
サブスクUltra HD:
24bit/
44.1kHz~192kHz
LINE MUSIC1億曲以上一般:1,080円
学生:580円
ファミリー:1,680円
サブスク320kbps×
YouTube Music Premium1億曲以上個人:1,080円
学生:580円
ファミリー:1,680円
サブスク256kbps
AAC/OPUS
dヒッツ330円
690円
サブスク320kbps×
auスマートパス
プレミアムミュージック
7,000万曲980円サブスク320kbps
AWA1億5,000万曲以上一般:980円
学生:480円
サブスク320kbps
Rakuten Music約1億曲スタンダード:980円
楽天カード/モバイル会員:780円
学生:480円
ライト:500円
サブスク320kbps
KKBOX1億曲以上自動更新プラン:980円サブスク320kbps
Deezer約1億2,000万曲以上Premium:1,280円
Duo:1,680円
Family:1,980円
サブスクFLAC形式
(16bit/1411kbps)
SMART USEN539円サブスク×
Qobuz1億曲以上ソロ:1,480円
デュオ:1,980円
ファミリー:2,480円
サブスク
/ダウンロード
ハイレゾ:
24bit/192kHz
×
ナクソス・ミュージック
・ライブラリー
約260万曲以上2,035円サブスクAAC+
320kbps
××

1.Spotify

Spotifyは、スウェーデン発祥の音楽配信サービスで、2016年からは日本でもサービスの提供がスタートしています。180以上の国・地域で利用されており、楽曲数は1億曲以上、Podcast番組数は700万以上です。

無料の「Spotify Freeプラン」もありますが、広告表示やダウンロードの不可といった制限があります。それらの制限がない有料の「Spotify Premium」のプランは、以下のとおり4種類です。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
Standard1,080円1つのPremiumアカウントで音楽を楽しむためのプラン
Student580円対象の認定高等教育機関に在籍する学生のみ利用可能なプラン
Duo1,480円一緒に暮らしているカップル向けのプラン
Family1,880円同じ住所に住む最大6人の家族で利用できるプラン

2.Apple Music

Appleが手がけるApple Musicは、iPhoneユーザーだけでなく、Androidユーザーでも利用可能なサービスです。対応デバイスを持っていれば、空間オーディオやロスレスオーディオといった高音質も楽しめます。

また、Apple Musicにサインインするアカウントでミュージックライブラリを同期すれば、複数のデバイス間でシームレスにストリーミングサービスを使えるのも特徴です。

さらに、楽曲のボーカルの音量を調整し、カラオケのように楽しめる「Apple Music Sing」といった機能も搭載しています。

Apple Musicのプランごとの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
個人1,080円個人での利用を目的としたプラン
学生580円大学、高等専門学校、専門学校の在学者を対象としたプラン
ファミリー1,680円最大6人の家族とサービスを共同利用するためのプラン

Amazon Music Unlimited

Amazon Music Unlimitedは、Amazonが運営する音楽配信サービスで、Dolby Atmosなどのマスタリングが施された楽曲も豊富に配信されています。

Amazon Music Unlimitedの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
個人プラン1,080円個人向け。Amazonプライム会員の場合、月額980円で利用可能
ファミリープラン1,680円13歳以上の家族を対象に、6台の端末まで共有して利用できる
ワンデバイスプラン580円1台のEcho端末、またはFire TVデバイスで音楽が聴けるプラン
学生プラン580円大学や大学院、短大などの学生を対象としたプラン

なお、Amazonプライム会員は、追加料金なしでシャッフル再生の音楽が聴ける「Amazon Music Prime」というサービスが利用可能です。

4.LINE MUSIC

LINE MUSICは、コミュニケーションアプリのLINEが提供しているサービスで、好みの音楽を聴くだけでなく、LINEアプリと連携できることが特徴です。

例えば、気に入った楽曲をLINE上のプロフィールBGMに設定したり、LINE電話の着信音・呼出音に設定したりできます。また、一部のスマートフォンでは「カラオケ機能」が利用でき、自分の歌唱を採点してもらうことも可能です。

プランごとの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
一般1,080円一般向けのプラン。LINE STOREから購入すると、月額980円
学生580円小学生から登録可能なプラン。LINE STOREから購入すると月額480円
ファミリー1,680円家族以外でも6人まで登録できるプラン

5.YouTube Music Premium

YouTube Music Premiumは、YouTubeが提供しているサブスクサービスで、広告なしで好きな楽曲が視聴できます。オフライン再生やバックグラウンド再生の利用も可能です。

また、音楽鑑賞中に、1回のタップで音声から動画へ切り替えられるのも、同サービスならではの利点でしょう。

プランごとの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
個人1,080円個人利用が対象のプラン
ファミリー1,680円同じ世帯の家族5名(13歳以上)で利用できるプラン
学生580円一部の国と地域において、承認された高等教育機関に通う全日制の学生を対象としたプラン

6.dヒッツ

NTTドコモが提供しているdヒッツは、音楽プレイリスト再生に特化したサービスです。dアカウントを持っていれば、NTTドコモユーザーでなくとも誰でも利用できます。

最新のJ-POPや洋楽、K-POPなど幅広い音楽ジャンルのプレイリストが提供されています。ほかの音楽配信サービスに比べて、以下のリーズナブルな料金で利用できることが特徴です。

月額利用料(税込)特徴
330円多彩なプレイリスト再生を楽しめる
690円曲のプレイリスト再生のほか、ミュージックビデオプレイリスト再生や、好きな曲をdヒッツに保存(毎月10曲ずつ)できる「myヒッツ」機能などが使える

7.auスマートパスプレミアムミュージック

auスマートパスプレミアムミュージックは、KDDIの音楽配信サービスで、1万以上のプレイリストで音楽を楽しめることが特徴です。「Unlimitedプラン」は、月額利用料が980円(税込)ですが、Pontaパス会員は追加料金なしで利用できます。

ただし、再生方法や音声広告の有無などに違いがあるので注意しましょう。

auスマートパスプレミアムミュージック Unlimited プランPontaパス会員 音楽聴き放題特典
月額利用料980円(税込)追加料金なし
再生方法全曲指定再生シャッフル ※一部プレイリストのみ指定再生
楽曲ダウンロード無制限×
音声広告なしあり
スキップ制限なし1時間で6回まで

上表のとおり、有料のUnlimited プランでは全曲指定再生が可能である一方、Pontaパス会員の特典ではシャッフル再生が基本など、両者には違いがあります。

8.AWA

2015年より提供をスタートした音楽配信サービスのAWAは、楽曲数が1億5,000万曲以上と多いことが魅力です。

音質は、「Eco(24kbps)」「Normal(96kbps)」「Excellent(320kbps)」の3段階から選択可能です。さらに、スマートフォン版アプリでは、イコライザをプリセットから選択、あるいは手動で調整し、好みの音色にカスタマイズできます。

AWAのプランごとの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
一般980円一般向けのプランで、フル曲再生やオフライン再生などが楽しめる
学生480円中学生以上を対象とした学割プラン。ただし、App Store、Google Play ストアでは未提供

9.Rakuten Music

Rakuten Musicは、大手ECサイトの楽天が運営する音楽配信サービスです。通常の音楽再生が楽しめるほかに、会員プログラム「Rakuten Musicランク」を設けています。これは、入会日からの契約日数に応じてランクがアップし、そのランクに応じて、クーポンやプレゼントなどの特典が受け取れる制度です。

Rakuten Musicのプランごとの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
スタンダード980円一般的なプランで、楽曲のダウンロードやオフライン再生などが可能
楽天カード/モバイル会員780円楽天カード(家族カード除く)の所有者、および楽天モバイルの契約者を対象としたプラン
学生480円15~25歳の高校生や大学生などを対象としたプラン
ライト500円月20時間まで音楽が楽しめるプラン(一部曲制限あり)

なお、無料の「バンドル」プランもありますが、最大10時間までの利用で、一部の曲やダウンロードに制限があることに留意が必要です。

10.KKBOX

KKBOXは、台湾発のサブスク音楽サービスで、邦楽、洋楽、R&B、HIP HOPなど1億曲以上が聴けます。自分好みの音楽をおすすめしてくれたり、音声検索をかけたりすることが可能です。

また、同じ音楽をリアルタイムで聴きながら、友人などとチャットできる「Listen with」というソーシャル機能も搭載しています。Listen withでは、DJとして好きな音楽をオンエアしたり、リスナーとしてDJとのコミュニケーションを楽しんだりして、ユーザー同士の交流を深められることが魅力です。

なお、広告なしでのフルサイズ再生、オフライン再生が可能な「自動更新プラン」は、月額980円(税込)で利用できます。手動更新を行なう「90日パッケージ」は2,940円(税込)で、90日間利用できます。

11.Deezer

フランスのDeezer社が運営する音楽配信サービスDeezerは、約9,000万曲をロスレスのHiFi音質で提供するなど、機能面が充実していることが特徴です。具体的には、リスニング履歴や好みの曲をAIが分析し、パーソナライズされたプレイリストが聴ける「Flow」という機能があります。

また、SpotifyやApple Musicのユーザーを招待してプレイリストが作成できる「Shaker」といった機能も、便利に使えるでしょう。

Deezerのプランごとの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
Premium1,280円個人向けのプラン
Duo1,680円2つの個別アカウントで利用できるプラン
Family1,980円6つの個別アカウントで利用できるプラン

12.SMART USEN

SMART USENは、有線放送サービスであるUSENが提供する、スマートフォン向けのラジオ型の定額制音楽配信サービスです。聴きたい曲を1曲ごとに選ぶのではなく、プロが厳選した1,000超のチャンネルのなかから、気分やシチュエーションに合ったチャンネルを選ぶという方式です。

月額利用料は539円(税込)ですが、iTunes決済では月額550円(税込)です。なお、あくまで個人利用を目的としており、店舗向けBGMとしては利用できないので注意が必要です。

13.Qobuz

Qobuz(コバズ)は、フランスの音楽配信サービスで、日本では2024年10月に提供が開始されました。配信対象の楽曲は1億曲以上で、50万枚以上のアルバムレビューを掲載しています。また、24bit/最大192kHzのハイレゾ音質で曲が楽しめることも特徴です。

Qobuzのプランごとの月額利用料は、以下のとおりです。

プランの種類月額利用料(税込)特徴
ソロ1,480円1つのアカウントで利用するプラン
デュオ1,980円2つのアカウントで利用するプラン(同じ住所に住む人に限る)
ファミリー2,480円6つのアカウントで利用するプラン(同じ住所に住む人に限る)

14.ナクソス・ミュージック・ライブラリー

クラシック音楽に特化したナクソス・ミュージック・ライブラリーは、約260万曲以上が聴き放題になる音楽配信サービスです。ストリーミング方式で、気に入った楽曲はプレイリストに登録することが可能です。

このサービスでは、クラシック音楽のみがラインナップされているため、同じクラシック曲を異なる演奏者で聴き比べるといった楽しみ方もできるでしょう。

なお、月額利用料は2,035円(税込)です。大学・学校図書館や公共図書館向けのプランもあります。

音楽配信サービスを利用するメリット・デメリット

ここからは、音楽配信サービスを利用するメリットとデメリットについて解説します。

メリット

音楽配信サービスを利用するメリットとして、以下が挙げられます。

  • 定額で豊富な楽曲を楽しめる
  • デバイスの容量を気にせずに済む
  • 新しい音楽に出会えるチャンスがある
  • 自分好みのプレイリストを作成できる

音楽配信サービスは、定額の利用料で配信対象の楽曲が聴き放題になるため、1曲ずつあるいはCDを購入するときに比べて、安価に音楽を楽しめるメリットがあります。ストリーミング再生なら、デバイスの容量を気にせず聴けることも魅力です。

また、多くの音楽配信サービスでさまざまなジャンルの楽曲が配信されており、新しい音楽に出会えるチャンスもあります。音楽配信サービスによってはプレイリストの共有機能が搭載されているので、自分好みのプレイリストを作成し、ほかのユーザーとともに楽しむことが可能です。

デメリット

音楽配信サービスを利用するデメリットは、以下のとおりです。

  • データ通信量に気を付ける必要がある
  • 音楽を聴かない月があると損をする
  • 商用利用ができない

音楽のストリーミング再生では、データ通信量がかかることに留意が必要です。特に、スマートフォンで再生するにあたり、データ通信量に応じて料金が変動するプランを契約している場合は、オフライン再生を利用するのがおすすめです。

また、音楽サブスクの利用料は定額なので、音楽を聴かない月があると損をしてしまいます。もったいない使い方をしないためにも、自分のニーズに合ったサービスを厳選することが大切です。

なお、サブスクの音楽配信サービスの多くは、基本的に個人での利用を前提としており、店舗BGMなどの商用利用ができないことに注意しましょう。店舗でBGMを流したい場合は、個人向けではなく、店舗向けのサービスを利用する必要があります。

音楽配信サービスに関するQ&A

ここでは、音楽配信サービス選びに迷っている方に向けて、よくある質問とその回答を紹介します。不明点や疑問点を解決するためにも、ぜひチェックしてください。

Q.無料の音楽配信サービスはある?

音楽配信サービスによっては、一部機能が制限された無料プランなども利用可能です。また、有料プランの無料トライアルを活用して、自分のニーズに合ったサービスかを確認してみるのもおすすめです。

なお、ゲームのBGMを無料で楽しめる「ASOBIMO MUSIC」や、世界中のプロ・アマチュアの音楽作品を無料で聴ける「SoundCloud」といったサービスもあります。

Q.データ通信量の目安は?

データ通信量は音楽配信サービスによっても違いがあるため、一概にはいえませんが、1曲(約5分)あたりのデータ通信量の目安は以下のとおりです。

音質データ通信量
低音質1~3MB
標準音質5~10MB
高音質10~15MB

データ通信量を節約するには、Wi-Fi環境下などであらかじめ楽曲をダウンロードしておき、オフライン再生するのがおすすめです。

Q.違法なサービス・アプリを使うとどうなる?

万一、違法なサービス・アプリを使った場合、利用者側が著作権法違反に問われたり、個人情報を盗まれたりするリスクがあるので注意が必要です。必ず今回紹介したような公式の音楽配信サービスを利用しましょう。

Q.車の中でも音楽を聴ける?

カーナビとスマートフォンをBluetooth接続、あるいはUSBケーブルなどで有線接続すれば、車の中でも音楽を楽しめます。有線接続で音楽を聴く場合は、足に引っかからないように配線を取り回し、運転に支障が出ないようにすることが大切です。

自分に合った音楽配信サービスで充実したミュージックライフを!

現在、さまざまな音楽配信サービスが提供されており、それぞれ月額利用料や音質、機能などに違いがあります。また、サービスによっては、無料トライアル期間が設けられているので、積極的に活用して機能性や音質をチェックしてみるとよいでしょう。

今回紹介した選び方のポイントや、主要な音楽配信サービスの特徴を踏まえつつ、自分のニーズに合ったサービスを見つけて、充実したミュージックライフを送ってください。

なお、アーティストやレコード会社の担当者など音楽を配信する側の方は、収益性を高めるためにも、効率的かつ的確に各サービスでの楽曲配信業務を進める必要があります。Spotifyなどをはじめとするプラットフォームで音楽を配信するなら、配信に関するさまざまな業務を代行する「ディストリビューションサービス」の利用がおすすめです。

ディストリビューションを含む配信業務の最適化や効率化といった支援については、レコチョクが提供する「FLAGGLE(フラグル)」をご活用ください。FLAGGLEは、国内音楽権利者のための配信支援ソリューションです。

最新のDDEX規格対応のデータベースによって、配信業務の効率化と品質向上が図れるほか、配信業務の専門チームによる伴走型支援「FLAGGLE アシスト」も、ニーズに合わせて導入できます。FLAGGLEの詳細については、ぜひ以下よりご確認ください。

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